
皆さん普段どのような歯ブラシをお使いですか?
手用の一般的な歯ブラシの他にも、電動歯ブラシをお使いの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
電動歯ブラシは手用の歯ブラシのように手を動かす必要がなく、毛先を歯に当ててスライドさせるだけで十分に磨けるため、疲れにくく、子どもや高齢者によりオススメです。
手用の歯ブラシの場合、しっかり磨こうとすると10分以上かかりますが、電動歯ブラシは約3分と短時間で歯を磨けます。
正しい使い方をすれば電動歯ブラシは手用の歯ブラシよりも効果的に歯垢を除去する事ができ、人の手では出せない高速な回転や振動で歯垢にアプローチできるため、しっかりと汚れを取り除くことが可能です。
3種類の電動歯ブラシの特徴

1.電動式歯ブラシ(高速回転歯ブラシ)
回転式は、丸いブラシが左右に回転することによって汚れを効果的に落とします。振動回数は40,000回/分で、振動と回転によってしっかりと歯垢を除去できます。
丸いブラシが左右に回転するタイプはヘッドのサイズが合っていないと効果的に磨くことが難しくなります。
また、歯ぐきを傷つけやすいので、強く押しつけないように注意しましょう。
2.音波式歯ブラシ
音波式の振動回数は約30,000~40,000回/分です。音波の振動によって小さな泡が発生し、弾けることによって生じる衝撃波で、歯垢を除去する効果が期待できます。
1.電動式歯ブラシと2.音波式歯ブラシは動かす必要がありません!
毛先を歯に当てながら少しずつずらしていくだけです。
この時に手用の歯ブラシのように動かしてしまうと歯に負担がかかってしまい、削れてしまう原因となるので注意しましょう!
3.超音波式歯ブラシ
超音波式は、1.6~2MHz(1秒間に160万~200万回の振動)の音波を発生させます。この音波によって歯に付着した歯垢の元となる細菌同士の結合を破壊したり、付着力を弱めたりする効果が期待できます。
超音波式のタイプは振動が細かいため、毛先はほとんど振動しません。
そのため、手用歯ブラシのように動かす必要があります。
電動歯ブラシは特性を理解して正しく使いましょう!

それぞれの特性を理解し正しく使うことにより効率的に歯垢が除去でき、歯や歯ぐきを傷つけることなく磨くことができます。
いづれの製品にせよ、電動ブラシのみで歯垢は完全に除去できません。
歯と歯の間の歯垢の除去が不完全のため、手用歯ブラシ同様、歯間ブラシやデンタルフロスの併用を推奨します。
また、便利な道具である反面、間違った使用をすると歯茎が下がったり、知覚過敏が生じたりする可能性があるので、適切な歯ブラシの交換や正しい使用方法を守る必要があります。
電動歯ブラシを選ぶ際検討する点として、使い続ける上で替えブラシの購入は継続的な出費となります。
ライフスタイルや目的、コストなどを考慮し、自分に合った物を選ぶことが大切です。